『エーシー♪』
テレビを点ければ
全てを飲み込む津波と火の手と壊れた建物
不安と不信ともどかしさがでいっぱいの原発ニュース
そして『エーシー♪』
止め処なく流れる惨場の映像と増え続ける犠牲者の数に、被災せずとも心打ちのめされていたところで違和感を覚えた人は少なくないだろう。
『しつこい』、『不快だ』、『不適切だ』などの苦情。
やり場のない気持ちの恰好の捌け口になった感じだ。
俺自身も自然とチャンネルはNHKを選んでいたような気がする。
考えてみれば、実際に被災された人たちよりも被害の無かった我々の方が、よっぽど多くの情報をタイムリーに得ていた。
それはテレビを見れる環境があったからに他ならない。
テレビをみれるから文句の一つも言えたのだ。
コマーシャルで騒ぎになっている事など、家を失った人たちにとっては全く無縁の話である。
相手の立場に立って物事を考え、優しさをもって人と接し、助け合いの精神でこの局面に臨まなければならないのに…
また反省だ。
詩人・金子みすゞの「こだまでしょうか」や詩人・宮澤章二の「行為の意味」の反響も大きいと聞く。
世界に誇れる日本人の精神をもう一度思い起こす時である。
全てを動かす原動力はそこにあるはずだから。