『長引くデフレ不況下、大型スーパーの店頭に並び、多くの消費者が求める廉価な豆腐の勢いは止まらない。』という行で始まる食品業界誌の記事を読んだ。
正にその通りだと思う内容だ。
組合脱退、廃業に歯止めがかからず、無理な価格競争で流通に縛られる業界の現状を伝え、『壊滅状態』なる最悪の声も載せている。
豆腐業界も流行の最先端を走り、【安くなけりゃ売れない・安くしなきゃ仕事が無い・儲からない・給料が上らない・雇っていられない・100円の豆腐すら高いと言われる・またアホみたいに安い仕事をする】デフレスパイラルの渦のど真ん中。
一方でこれは、豆腐業界と取り巻く原料・添加物・製造機械業者が自ら仕組んだ大量生産利益追求体質の熟れの果てとも言えそうだ。
謙虚に受け止めなければいけない部分だって当然ある。
しかし、15円だ28円だという豆腐の売り方は何なんだ?
豆腐がどんなに簡単に出来るようになったって、時代と共にいろんな経費が増えているんだからそんな価格はいかがなものか。
遺伝子組み換えは駄目だ、中国産原料は駄目だ、残留農薬検査をしろ、容器再商品化負担金を払え、おからはゴミだから適正に処分しろ、工場はHACCP基準を目指せ・・・
みんなやってきた。生産規模がでかけりゃでかいほど重く圧し掛かることをみんなやってきた。時代の変化とお客様のニーズに合わせて取り組んできた。
結果その時だけ騒ぐだけ騒いで、現状はまるっきり無視。
豆腐屋も馬鹿にされたもんだ。
そこまで自らを貶めた豆腐屋も豆腐屋だ。
こんなこといつまで続けるつもりか。
どんなに訴えても、どんなにメディアに取り上げられても豆腐業界は大変だねくらいにしか思われない。
所詮は対岸の火事なのだ。
だから今動く。
今しか無い。
腐る前に。
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