1000円
ある統計によれば、これは2人以上の世帯が1ヶ月に使う豆腐・油揚げ類購入金額だ。
世間じゃ安いことしか取り柄のない豆腐が蔓延っているから、消費低迷に輪をかけて豆腐屋稼業はしんどくなった。
商品価値を伝えながら地道に販売している豆腐の適正価格が『高い』と称される。
これじゃ業界の規模なんて大きくなるわけがない。
後継ぎがやりたいと思わない。
後を継がせようと思えない。
『食べ物だから景気に左右されないでしょ』
とんでもない。
様々な食の問題は過去のものになって、安売りが美徳の様に持て囃されるから、今じゃ何事も無かったかの様に毒さえ入ってなけりゃ何でも御座れだ。
左右されまくり。
俺も含めて業界に携わる人間が、安くなけりゃ売れない商品に仕立て上げた自らを省みずにいると、そのうち豆腐屋が豆腐の価値を訴えることさえ出来なくなる。
うちの店頭で豆腐をお求めになるお客様は、平均して1回1000円程度のお買い物をしてくださる。
小さな豆腐屋に希望の光が射している。
豆腐屋がエブリデー1000円商売を目指して何が悪い。
デフレを吹き飛ばせ!