松本は勿論、長野県のガイドにも載る『縄手通り』という様々な小店が軒を連ねる通りがある。松本市内を貫いて流れる女鳥羽川の水面を見下ろす情緒あふれる古き商店街だ。
その一角にあるレストランが来週末で店を閉じる。
俺と同じ昭和44年に生まれ、1週間後にその看板の灯が消える。
優しく温かいマスターと気さくで話好きの奥さんが40年間営業してきたカレーの有名な店。
開業以前から親父はマスターと付合いがあり、数年前に安曇野玄蕃稲荷講をきっかけに俺も世話になってきた。
月例のムジンにも誘ってもらい、消防士、神主、市会議員など様々な人との繫がりを作ってもらえたりもした。
たまに看板メニューのカレーを食べるのが楽しみだった。
40年間マスターの人柄と美味いカレーが愛されてきた。
安さや、サービスの形態、駐車場の完備等ではFCのレストランには敵わない。
それでも、どっしりと腰を下ろし看板カレーの味を守って大勢のファンを作った。
うちみたいな小さな豆腐屋の商売もそうあるべきだと感じる。
厨房のマスターの後ろ姿とカウンターの向こうに立つ奥さんの姿が見られなくなる。
事情を知りつつも淋しくなる。
お疲れさまでした。
最後にカレー食いに行きます。
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