つう【通】とは、そのジャンルに精通している人を指す。
精通とは、細部に亘って知っているという意味だ。
起源、歴史、種類など、とにかく全てにおいて詳しくなければならない。
食のつうは常に客観的な目線が必要だ。
うまいラーメン屋をいくら知ってても、行きつけの寿司屋がいくつあっても、フランス料理店のシェフと何人面識があろうと、主観と偏った情報と大勢でうんちくをたれていればつうぶってるだけだ。
一つの物を美味いという人間がいれば不味いという人間もいる。
安いと思う人間がいれば高いと言って手を出さない人間もいる。
しょっぱいと感じる地方があれば薄いと感じる地方もある。
いい香りだと鼻の穴を開く人間がいるかと思えばオエッと口を押さえる人間もいる。
地域性、国民性、宗教、特産、アレンジ、進化、種類、呼び名・・・情報は山ほどある。
ただ『美味い』だけに特化した薄っぺらいうんちくなんかちょっと調べれば誰だって言えるもんだ。
だからつうぶっている奴は肌に合わない。
『おれはあそこのそばが好きだ』
『あそこのラーメンは変わってるから一回食べてみな』
それだけでいいのだ。
余計な講釈は120分講演出来るようになったら言ってくれ。
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