信州おやきと言えば信州特産品の一つで有名だ。
俺の認識が正しければ、地で獲れた野菜を調理して地で獲れた小麦粉を練った皮で包んだ物を、囲炉裏の灰に埋めて焼いたものがそもそもの始まりだ。
具は野沢菜、大根、茄子くらいが主流で、今のように創作的なおやきは無かったはずだ。
灰っころおやき。
硬い。今のそれとは違い、饅頭のようなツルッときれいな顔じゃない。
商業ベースで考えたら、商品化はいささか困難だ。
でも、個人的にはとても好きなおやき。特に野沢菜。
少なくても昔の味がそこにあると勝手に思う。
嗜好が多様化している現在、おやきの種類は数え切れない。ー産業として長野県のみやげ・観光業界の一端を担っている。
でも、そこでは昔の味は限りなく影が薄くなってしまった。
豆腐はどうだろう。
美味い不味いは地域差や個人差があるから、味の良し悪しはこの際横へ置いておこう。
製造機器の進歩と原材料の変化で、本当の昔ながらの味を再現できる職人は激減しているはずだ。
実際じいちゃんが作っていた豆腐を再現することは俺には出来ないのかもしれない。
美味い豆腐は作れても昔の味は作れない。
よりたくさん作る機械、より濃厚な味を出すにがり、より簡単に作れる方法論、アイデア・創意・工夫の影に豆腐のルーツが消えかかっているんだろうか。
絶滅してしまった動物の映像をテレビで見ている時と同じ感覚になる。
取り返しつかないのか?
俺だけなのか?こんなこと考えてるの。
おやき食いたくなったなぁ・・・ 旬菜花の地粉おやき
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